令和7年の多度流鏑馬祭は、例年のごとく11月23日に斎行いたします。例年、秋の稔りを感謝する新嘗祭に併せ執り行われるこの神事は、秋の多度を彩る神事として、国家泰平の祈りを込めて斎行させて頂いております。鎌倉時代から受け継がれる弓馬術礼法小笠原教場の門人により奉仕されるこの多度流鏑馬祭は、騎上より的板を射抜きつつ馬場を疾走する、誠に勇壮な神事であります。また、その射抜かれた的板は特に「当たり的」として家内安全はもとより家門隆昌の縁起物として広く知られております。この神事を是非ともご拝観いただきたく、ここにご案内申し上げます。
令和七年九月一日
多度流鏑馬保存会
多 度 大 社