燈籠奉納のお願い

趣意書

日頃より氏子崇敬者の皆さまには、当社に特別なご崇敬をお寄せ頂き、誠にありがたくご神慮もお慶びのことと存じ上げます。さて、この度、今上陛下には第一二六代の天皇としてご即位になりました。当大社におきましては、今回のご大典を奉祝し皇室の更なる御栄えをお祈り申し上げますとともに、東海地方屈指の古社としての伝統を護持すべく、「令和のご大典奉祝事業」を左記の通り計画致しました。多度両宮への参道は、これまでにも先人が様々な祈願を籠めてご奉納頂いた灯籠が境内で荘厳な光を灯しております。平成十九年に完工した帰り参道ご造営により、とりわけ夜間の参拝も増加しております。

今回の記念事業におきまして、その帰り参道に全国ご崇敬の皆さまより新たに五十基の常夜燈を増設することにより、境内の森厳さを保ちながら夜間参拝の安全性をも配慮した境内と致したく存じます。この度の奉祝事業で募集いたします燈籠にご芳名を記すことにより、先人たちの思いを受け継ぐご崇敬の証として、且つご尊家の誉及びご社業ご繁栄の証として後世に伝えて頂きたく何卒趣旨御理解御賢察の上、格別のご奉賛を賜りますようお願い申し上げます。

令和元年十二月吉日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　多度大社　宮司　塚原　德生