前回のに引き続き早足練習についてお伝えしたいと思います。
また区/組織についてお伝えしたいと思います。
各御厨は、祭事を遂行するに当たり様々な役割を分担しています。
私が所属している『力尾区』は簡単に図にすると下記のようになります
高校生の年代になると『青年会』と称するグループに所属し、祭事の様々のことを学びます。
騎手は基本的に『青年会』の中から選ばれることになります。
この『青年会』の代表を『青年会幹部』と称しております。
この『青年会幹部』を務めると、次に『消防団』と称するグループに所属することになります
消防団は、祭馬を1頭を2人で紐で連れ歩く役目の『口付』と
警備を行ったり、口付への指示を行う『正団員』の二つのグループによって構成されます。
口付の代表を『元老』と称し、祭事の安全確認・祭馬の移動・青年会へ指示を行っています。
正団員の代表を『小頭』と称し、祭事の安全運営や速やかの進行など指揮権を持っています。
力尾区/御厨の代表は『力尾区区長』となります。
その他、多くの役職名があるのですが今回はここまでにしたいと思います。
≪ 力尾区で使用している役目職名であり、他地区はまた大きく異なる事もあるようです。 ≫
今回は週末で消防団より人が派遣されており、にぎやかな練習風景となりました。
練習場到着
最初は先輩に連れられて『早足』練習開始
隣地区も練習を開始のようです。
帰り道は一人で騎乗
なかなか騎乗がうまくいかず、途中で止まってしまいます。
まだ桜もつぼみのまま、練習もつぼみ状態。。
祭事の騎乗練習格好です
少々格好はよろしくありませんが、あくまで基本はこのような形で練習が繰り返し行われます。
練習評価
- 手の位置はバッチリ!
- 重心が後ろ過ぎる
- 鐙が外に向いているのを修正
2回目練習開始
練習評価
- 手の位置が下過ぎる
- 重心位置ほぼ理想的
- 鐙が外へ向いているのを修正
落馬の危険もあるので、青年会幹部自ら併走
何度か練習しているうちに、練習馬は走りたくて仕方ないのですが
騎手が必死になだめています。
落馬に備えて、誰かが近くを付き添います。
今日の練習はここまで!
この練習馬も今日まで、初日から今日までお疲れ様でした!
最後は全身を洗い上げます。
次回より、練習馬が交代となります。
練習馬もいろいろ個性があります。
・突然走り出す馬
・機嫌を損ねると一歩も動かなくなる馬
・突然立ち上がる馬
祭事も3回の坂上げに対して、使用する祭馬も3頭となります。
いろいろな馬に対応するのも騎手の技術となります。
y.hirukawa